Publish: 2024/1/21
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# 午後1(R5)を解く - 問4

令和5年度の午後1問題を解いてみます。


# 過去問と解答


# 解いてみる(問4)

# 解いた結果

  • 感想
    • 物理的な仕組みが絡むのでITの人間にとってはやや取り組みにくい内容でしたが、意外と解けたと思います。
    • おそらく7割くらい?
    • 一度解答した後に改めて自分の答案をみる時間を取ればリカバリできることもあったと思います。
  • 今後のために
    • 答案は提出前に見直しましょう。主語を補足する説明不足が見つかるはずです。

# 設問1 -(1)

[25字]

  • 設問

「市場分析」について答えよ。
(1) B氏が、市場分析の結果、空飛ぶクルマの操縦訓練をするためのモーションシミュレータを新製品として開発することが良いと考えるに至った、F社主力製品の技術面の特徴は何か。25字以内で答えよ。

  • 私の回答

運転手が行った操作の体感へのフィードバック機能(23字)

  • IPAの解答例

自由度と精度の高さで他社に秀でている

解答例とのギャップ

  • 問題文から状況を理解できていなかったと思います。
  • 一通り解いた後に見返していれば、間違いに気づけたはずです。
  • シンプルな答案が求められていることがわかりました。

# 設問1 -(2)

[40字]

  • 設問

「市場分析」について答えよ。
(2) B氏が、空飛ぶクルマを災害時・緊急時を想定したシーンに活用する場合は現在の消防防災ヘリ及びドクターヘリよりも多くの拠点に配備される必要があると考えたのはなぜか。40字以内で答えよ。

  • 私の回答

急病人等を迅速に運ぶ必要があるが、航続時間が短く飛行速度も低速であるため(36字)

  • IPAの解答例

消防防災ヘリ及びドクターヘリに比べ、後続時間が短く速度が遅いから

解答例とのギャップ

  • もともと解答例とほぼ同じ内容をかけていましたが、変えてしまいました。
  • このデメリットによって、具体的にどのような影響が出るかを記載したつもりでした。
  • シンプルな答案を心がけると、正解しやすいようです。

# 設問2 -(1)

[40字]

  • 設問

「新製品の検討」について答えよ。
(1) B氏が、F社の新製品を開発するにあたり、空飛ぶクルマの開発メーカーとの協業を考えたのはなぜか。40字以内で答えよ。

  • 私の回答

空飛ぶクルマの機種ごとの性能・特性を再現するための設計上のデータを得るため(37字)

  • IPAの解答例

設計上のデータを得るため

解答例とのギャップ

  • 論点通りの適切な回答ができたと思います。

# 設問2 -(2)

[35字]

  • 設問

「新製品の検討」について答えよ。
(2) B氏が、レーシングゲーム用のモーションシミュレーターを作る国内メーカーとの技術提携を前提とした技術面の理由は何か。35字以内で答えよ。

  • 私の回答

F社では操縦結果を操縦装置にフィードバックする技術の開発が難しいから(34字)

  • IPAの解答例

フィードバックの制御技術の開発はF社では難しいから

解答例とのギャップ

  • 論点通りの適切な回答ができたと思います。

# 設問2 -(3)

[25字]

  • 設問

「新製品の検討」について答えよ。
(3) B氏が、F社の保有技術を活かせないと考え新製品の対象から外した理由となる、空飛ぶクルマの荷物輸送の遠隔操縦システムの特徴は何か。25字以内で答えよ。

  • 私の回答

1人の操縦者が複数の空飛ぶクルマを切り替えて操縦する

  • IPAの解答例

視覚情報だけを元に操縦する
操縦に移動の体感が不要

解答例とのギャップ

  • 製品に使われるF社の強みは、モーションシミュレータとしての精度ですから、それが使えない仕様は何かを考えると答えは出てきます。
  • 答えが出なかったのは、問題文を正しく理解できていないからですね。
  • ゆっくりで良いから理解しながら読み進めた方が良さそうです。(特に似た単語が出る時)

# 設問3 -(1)

[30字]

  • 設問

「将来の事業展開」について答えよ。
(1) B氏が、災害時・緊急時を想定した空飛ぶクルマの活用における遠隔操縦は、操縦者不要な自動操縦の実用化に至った後も残ると考えたのはなぜか。30字以内で答えよ。

  • 私の回答

厳しい気象条件における姿勢維持や離着陸で遠隔操縦が必要なため(30字)

  • IPAの解答例

厳しい気象条件と場所での運用を強いられるから
期待の移動や動揺を体感新しながら操縦する必要があるから

解答例とのギャップ

  • まあまあ書けているように思います。

# 設問3 -(2)

[35字]

  • 設問

「将来の事業展開」について答えよ。
(2) B氏が、災害時・緊急時を想定した空飛ぶクルマの遠隔操縦の訓練用システムを販売することで改善できると考えた現在の市場における問題は何か。35字以内で答えよ。

  • 私の回答

操縦技術の高い操縦士が不足し、操縦士の配置コストが掛かっていること(33字)

  • IPAの解答例

災害時・緊急時に対応できる操縦技術の高い操縦士の不足

解答例とのギャップ

  • 操縦士の話は加点要素だと思いますが、文字数に合わせて脚色する方針を間違えています。
  • システムを提供すると何を解決できるのか?をシンプル考えると、人員不足の解消です。
  • コスト問題の解消は間接的な結果なので書かなくて良さそうです。

以上